先生が物語りしてくれたこと

 

確か小学4年生の時に、当時の担任の女の先生がホームルームの時間に

「ジェーン・エア」の話を物語りしてくれました。

今で言う「本の読み聞かせ」ではなく、先生の話口調であらすじを語ってくれたものです。

 

あれはどんな試みだったのでしょう?

先生は確かアンチョコなど何も見ないで、会話のところは迫真の演技で生徒たちを魅了していました。

固唾を飲んで、物語にのめりこんだことを記憶しています。

大人になって今思い出しても、素晴らしい授業でした。

もちろん、カリキュラムからはずれたもので、先生のアイディアでやってくれたものだったはずです。

 

授業で受けた感動を確かめたくて、その後すぐに図書館で「ジェーン・エア」を探しました。

「これを先生は話してくれたのかあ。」と、分厚い本を前にさらに感動していました。

 

信頼する大人が子供たちに「物語り」したことは、ずっと覚えているものだと思います。

そんな機会はめっきり少なくなったのかも知れませんが、体験は物語りによって伝わっていくものだと実感します。

 

[youtube]http://youtu.be/Fn5sO7s8Ly8[/youtube]

 

そういえば、やたら「こわい話」が上手な先生もいたなあ。

 

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