確か小学4年生の時に、当時の担任の女の先生がホームルームの時間に
「ジェーン・エア」の話を物語りしてくれました。
今で言う「本の読み聞かせ」ではなく、先生の話口調であらすじを語ってくれたものです。
あれはどんな試みだったのでしょう?
先生は確かアンチョコなど何も見ないで、会話のところは迫真の演技で生徒たちを魅了していました。
固唾を飲んで、物語にのめりこんだことを記憶しています。
大人になって今思い出しても、素晴らしい授業でした。
もちろん、カリキュラムからはずれたもので、先生のアイディアでやってくれたものだったはずです。
授業で受けた感動を確かめたくて、その後すぐに図書館で「ジェーン・エア」を探しました。
「これを先生は話してくれたのかあ。」と、分厚い本を前にさらに感動していました。
信頼する大人が子供たちに「物語り」したことは、ずっと覚えているものだと思います。
そんな機会はめっきり少なくなったのかも知れませんが、体験は物語りによって伝わっていくものだと実感します。
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そういえば、やたら「こわい話」が上手な先生もいたなあ。