National Geographic 日本版の
「研究室に行ってみた。国立精神・神経医療研究センター 睡眠学 三島和夫」
のシリーズは、とても面白く読ませてもらいました。
オーバーナイト透析に取り組むようになって、「睡眠」が課題だということもあるのですが
それ以前に、目からウロコのことが多かったです。
シリーズのタイトルを並べただけでも、興味深い内容が想像できるのではないでしょうか。
第1回 眠らなくなった日本人
第2回 体内時計25時間はウソだった!
第3回 理想は8時間睡眠もウソだった!
第4回 目からウロコの不眠症治療法
第5回 世界初!睡眠・覚醒リズム障害の原因を解明
第6回 ぐっすり眠るための12の指針
第7回 “働くママ”の子の約半数が22時以降に寝るという事実
第8回 寝不足の子どもは多動や学習障害状態になる
第9回 「勉強と睡眠」の新常識
第10回 「夜更かし」=「夜型」はウソだった!
第11回 体内時計と睡眠習慣の関係がついに明らかに!
第12回 寝過ぎもダメ!なこれだけの理由
私も体内時計が25時間周期だと思っていました。
というのは中学の時に、友達と回し読みした科学空想読本のようなネタ本から仕入れた話が
大いに盛り上がった記憶があるからです。
いわく、地球の自転はほぼ24時間なのに、人間の体内時計は25時間だという。
身近な天体で、火星の自転は25時間(らしい。)
つまり、地球人はもとは火星から来たのだ!
「おおっ。なんか知らんけど納得~。」
「しかます。オレたち、火星人だったんかぁ。」と騒いでいました。
三島先生が言うには、そもそも25時間というのは大間違いらしいです。
1960年代の洞窟での実験だったらしいので、今は観察の結果、24時間10分というのが定説らしいのですね。
この分野は通説として知れ渡っていることが、実は間違いであったということが多いようです。
大変勉強になりました。