ダンテの「神曲」に登場してくるローマの詩人ウェルギリウス。
主人公ダンテの師として、地獄と煉獄の世界を案内していきます。
彼が残した格言にこういうものがあります。
「鳥は飛ぶと思うから飛ぶのだ」
少し考えると、少々強引な感じもしますが
「鳥は鳥だから飛ぶ」わけではないのですね。
「飛べる」と思っているから、飛んでいるというのです。
格言の意味付けはだいたいがこうです。
自分の生き方というものは、自分が考えている以上にコントロールできるもの。
きっとうまくいくと考えれば、何事も、今までよりずっとうまくいく!
信念を持ち続けることが大事なのだ!
ちょっと茶々を入れたくなります。
ペンギンは「飛ぶ」と思わず「泳げる」と思ってしまった鳥だったのでしょうか。
勘違いも信念を貫き通せば形になる!みたいな(笑)
でも、水族館で見るペンギンの泳法って、まるで空を飛ぶように水の中を飛んで見えるんですよね。
ペンギンなりに「飛ぶ」と思っているのかも知れません。
飛ぶ場所が違っただけで。