「車輪の下」

 

実家に帰ったついでに、部屋の本棚から持ち出してきました。

小学校の図書館の書架には、写真のようなポプラ社のジュニア文学名作選アイドルブックスシリーズの緑色の背表紙がずらっと並んでいた気がします。

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ヘルマン・ヘッセの小説は、なぜか子どもながらに心惹かれ、ヘッセの「半自伝的小説」にどっぷりと感情移入しながら読んでいました。

「車輪の下」はエンディングも自滅的ですし救われるものも誰ひとりとしていないような、ヘッセのあまりにも有名な作品です。

小学生(6年生?)の私はこの小説が好きでした。

悲劇なのでしょうが、古い自分を葬り去るという形を取らざるを得なかった作者に共感していたのかも知れません。

なぜこの結末なんだ?

ずっと考え込んでいたのを覚えています。

 

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