次女が好きというのもあって、「魔法少女まどか☆マギカ」を観てみました。
(テレビシリーズの方です。新作映画はこれからの予定です。)
ちょうど期間限定で無料動画配信されていたのをまとめて観ることができたのです。
全部で12話。
昭和40年代のアニメ好きのおじさんが観るのですから、作品背景はともかく大いに楽しめました。
なるほどSF大賞にノミネートされた作品だと感心もしました。
ダークな展開が気にはなりましたが「魔法少女」というジャンルの幅を広げたというのもうなずけましたし
平凡なひとりの少女が世界の救済を託されること
その世界と個人の願いが、同じ価値で述べられていること
何より常に予想を裏切り続けていることなど
アニメの王道をいっているのだと思います。
9話目にSF的回路にギアチェンジします。
また、魔女の結界が現代アート風だったり、絵もきれいです。
「誰かの幸せを願った分、別の誰かを呪わずにいられない」
魔法少女が魔女になっていく不条理さを、納得させられてしまうのは
エネルギー作用・反作用の法則、あるいは因果律を根底にした筋立てが心に共感するからなのかも知れません。
魔法少女の戦いは人の世の悲しさを物語っているようです。
確かに人の業の深さを表現したアニメなのでしょう。
カルト的な人気を博しているのが、わかるような気がしました。