13日(日)は日本抗加齢(アンチエイジング)医学会の講習会に参加してきました。
朝から夕方までの講演会でしたが、充実した内容だったと思います。
例えば、朝の部の「機能性医学の臨床応用」というタイトルのLectureは今まで知識の整理ができていなかった分野でしたし、勉強になりました。
機能性医学というのは、慢性疾患の疾患概念、従来の病態への新しい概念を導入しようとするものです。
例えば、広く知られたものに「メタボリック症候群」があります。
高血糖、高血圧、脂質代謝異常など、それまで単独の疾患と考えられていたものを
内臓脂肪蓄積に伴う酸化ストレスの亢進として理解することで
メタボリック症候群は生体機能のトラブルなのだと再評価することができました。
最近では腸内環境の変化と全身疾患の関係が取り上げられるようになっています。
「腸肝循環」や「腸脳相関」などがそうです。
(いわゆる“腸脳力”(ちょうのうりょく)です(笑))
また午後の部には金沢医科大学 梅原久範先生の「IgG4関連疾患ー21世紀に日本で確立された新たな疾患概念」のLectureは刺激的なお話でした。
さらに学習意欲をかきたてる内容で、ワクワクしながら聞き入っていました。