「ニーバーの祈り」

 

 

アメリカの神学者ラインホルド・ニーバーが作者として知られている詩(祈り)があります。

私は神学に通じている訳ではありませんが、この詩は時々どこかで引用されているのを見たことがあります。

形は違っていても、内容としては同じような意味をもって広く使われているのでしょう。

 

God,

 Give us grace to accept with serenity the things that cannot be changed,

 Courage to change the things which should be changed

 and the wisdom to distinguish the one from the other.

  Reinhold Niebuhr(1943)

 

【ここから和訳】

神よ

変えることのできるものについて

それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。

変えることのできないものについては

それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。

そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを

識別する知恵を与えたまえ。

(翻訳者:大木英夫)

 

「変えることのできるもの」と「変えることのできないもの」の解釈は、人それぞれなのかも知れませんが

私はこう捉えました。

 

他人は変えようと思っても変えられない。

「私」が変えられるのは「私」だけ。

そして、自分を変えるには勇気が必要。

そして、変わらない他人に対しては冷静さが必要。

それを識別するのは、やはり知恵なのだということ。

 

我田引水になってしまっているのは否めないのかも知れませんね(笑)

この詩のタイトルが「祈り」であることが、人の永遠のテーマなのだと思ってしまうのです。

 

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