鶴の恩返しの心理効果

 

「これはやっちゃダメだ」とか、「見ちゃいけない」と言われるとヒトは見たくなるものですよね。

理性のブレーキがはずれてしまうと見てしまう。

それをやってしまった一番有名な日本人はきっと「鶴の恩返し」のおじいさんとおばあさん。

 

また、「これをやりなさい」とか「こうあるべきなんだ」とか言われると

「今、やろうと思ってたのに言うんだものなあ、もう」とか言いながらふてくされる。

あるいは、「レールに乗った人生なんて…」とか逆らいたくなる。

そんな大げさじゃなくても「勉強しなさい」と言われて素直に勉強する子どもの方が少ないんじゃないかと思います。

 

やるな、見るなと言われると、やりたくなるし、見たくなる。

やれ、そうあれと言われると、やる気が失せる。

 

ヒトであれば誰もが「あるある」と納得するこの心理効果には名前があるそうなんです。

「カリギュラ効果」

 

「え?」と思った方は、普通の感覚の持ち主だと思います。

そう、あの映画「カリギュラ」が語源です。

 

Wikipediaの説明にこうあります。

ローマ帝国の皇帝カリグラをモデルにしたアメリカ映画『カリギュラ』が語源で、過激な内容のため、ボストンなどの一部地域で公開禁止になったことで、かえって世間の話題を惹いたことにちなむ。

 

それを逆手に取る宣伝の仕方もありますから、ヒトの心理ってやはり面白いですね。

 

「誰にも言わないでね。」と言うと、必ずみんなが知っているし。

 

そうそう。

これだけはくれぐれもカリギュラ効果で行動しないでください。

台風の日の外出。

 

 

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