中学時代、友人達は好奇心の塊で毎日を過ごすようなものですから
趣味や興味が似通っているのはもちろん、初めて出会う事柄にも喜んで飛びつくような感じでした。
マンガやSF小説に夢中になったり、ギターや絵画に一生懸命になったり。
友人の部屋にみんなで集まっては盛り上がっていました。
高橋留美子さんの「めぞん一刻」や平井和正さんの「幻魔大戦」など
皆でまわし読みした思い出があります。
そのなかにプロレス好きの友人がいました。
ある日、彼が「タイガーマスクが出た」と言いました。
「え?」
「昨日のプロレスに本物のタイガーマスクが出たんだよ。」
「タイガーマスクって?」
私は思わず失笑をもらしてしまいました。
「どうせ大したことないんじゃないの。」
「いや、それがびっくりするほど凄いレスラーだったんだよ。録画してあるから見よう。」
それが、初代タイガーマスク伝説のデビュー戦。
ダイナマイト・キッドとの試合でした。
今の世の中が凄いのは、そういう伝説的なものまでYouTubeで見れることなんですね。
中学の頃を思い出して、懐かしかったです。
[youtube]http://youtu.be/vLDxeBaQg7Q[/youtube]