次女が最近はまっているものがあります。
それはアンパンマン!じゃなくて
「アンペルマン」
ANPELMANN JAPAN のサイトがありますから、貼っておきますね。
どんなデザインなのかというのは詳しくはそこをご覧ください。
頭でっかちのとてもかわいらしい「歩行者」です。
アンペルマンって何?に詳しくありますが
旧・東ドイツ時代に誕生した、「歩行者用信号機」のシンボルです。
1961年生まれというのですから、すごく先進的な試みだったのだと思います。
交通心理学者のカール・ペグラウという方が生みの親。
信号機として優れているのは、進行と停止の意味を
青と赤だけでなく、表情や身振りなどで絵文字として誰でも理解しやすい点にあるのだと言います。
現代においても、通せんぼするようなジェスチャーのシルエットなど
かなり優れたデザインではないでしょうか。
そのアンペルマンも、ドイツ統一の時に旧東ドイツのデザインなど文化的なものが消えていったなかで
撤去されて西ドイツの信号機にどんどん置き換えられていったそうです。
面白いと思ったのは、このデザインに親しんでいた市民が
「アンペルマンを救え」という救済運動を起こしたことです。
1997年に実を結び、撤去されていたアンペルマンの信号機が再びベルリンの交差点に復活したということでした。
生活に密着したもの、そのデザイン。
アンペルマン救済運動は文化復興運動だったのでしょうね。