時々、このブログで取り上げさせてもらっています。
「学習する組織」システム思考で未来を創造する ピーター・M・センゲ
「ビジョンを普及させる」(297ページ)の章は、関心のあるテーマでした。
ビジョンに対して、人はどの姿勢で臨むのか、その姿勢に段階があるといいます。
以下のようにまとめてありました。
(3番目に「心から追従」という言葉が出ていましたが、私には「追従」という言葉に否定的なイメージがあり
どうもしっくりいかず、勝手に変えてはいけないのでしょうが
「心から追従」を「ビジョンの要請に心から反応する」に言葉を変えています。)
ビジョンに対する姿勢の七段階
コミットメント:
それを心から望む。あくまでもそれを実現しようとする。必要ならば、どんな「法」(構造)をも編み出す。
参画:
それを心から望む。「法の精神」内でできることならば何でもする。
ビジョンの要請に心から反応する:
ビジョンのメリットを理解している。期待されていることはすべてするし、それ以上のこともする。「法の文言」に従う。「良き兵士」
形だけの追従:
全体としては、ビジョンのメリットを理解している。期待されていることはするが、それ以上のことはしない。「そこそこ良き兵士」
嫌々ながらの追従:
ビジョンのメリットを理解していない。だが、職を失いたくもない。義務だからという理由で期待されていることは一通りこなすものの、乗り気でないことを周囲に示す。
不追従:
ビジョンのメリットを理解せず、期待されていることをするつもりもない。「やらないよ。無理強いはできないさ。」
無関心:
ビジョンに賛成でも反対でもない。興味なし。エネルギーもなし。「もう帰っていい?」
私のクリニックにはコミットメント、参画の姿勢でビジョンに対して臨んでくれているメンバーがいます。
(確かに全員ではないですが…。 そういうところは本当にすごいところなのでしょうね。)
私の強みですし、財産です。