ついこの間読んだ本だと思っていましたが、だいぶ前に手にしていたようです。
何かあると読み返していたりしたので、勘違いしていたのでしょう。
「自己欺瞞」ということを改めて考えさせられる本です。
物語形式で話をすすめる啓発本は、印象を長く保つのに役立ちますね。
監修者まえがきで、金森重樹氏がまとめた文章があります。
「我々がこの世で受ける苦しみは、それぞれが脈絡なく発生しているようでいて、
実は複雑にからみあった糸のように相互に影響しあっていることが多いのですね。
そして、その根本の原因を作り出している発生源が、他ならぬ自分自身のものの見方であることが
人生においては存外に多いのかもしれません。」
自分への裏切り、自己欺瞞を「箱」に象徴することで
目にとらえにくい人間関係のしくみを、わかりやすく理解できるように説明してくれています。
最近、Facebook上で知り合いが、この本のことを絶賛していました。
間違いなく自分を変えてくれる本の一冊だろうと。
私も、また読んでみようと本棚の奥に置いてあったのを取り出してみました。