セルフアファメーション (自己肯定)の練習について

 

 

Self-Affirmation (自己肯定)の効果についての文献を多く目にします。

(その文献については明日紹介する予定です。)

 

やはり、知りたいのはそれをどのような方法でしているのかということですね。

「良いということはわかった。そしたら、次はどうしたらいい?」

やり方が知りたいところです。

もちろん「自己肯定」という目的があっての方法論ですから

これでなくてはダメだという決まった方法はないでしょうね。

様々な方法があるようなので、自分なりにまとめておきたいと思いました。

 

ほかに良い成書などがあって、見つけることがあったら紹介したいと思いますが

今の時点では私が解釈しているSelf-affirmationの方法はだいたい以下の通りです。

(個人的な考えも多いので、間違いがあるかも知れません。)

 

 

1)自分の長所をあげて書き出す

 

ナンバーワン(他者との比較)ではなく、自分らしい長所(オンリーワン)をできるだけ多く挙げてみましょう。

たとえば「動物を見るとやさしい気持ちになれるのは私の長所」でも良いのです。

ほかの人と比べてしまったら、とるに足らないことかも知れませんが

そういうことでも立派な長所だと思います。

 

2)自分の好きなところを見つけ出す

 

「私なんて好きなところなんて、全くない!」という方がいます。

「顔も声も、性格も嫌い!」という方がどんなに多いことでしょう。

 

「好き」というのは、実は周りの他人の価値観にしばられていることが多いものです。

ファッション、流行、ライフスタイルなどがそうでしょう。

それら既存の価値観を手放すことも必要だと思います。

自分の好きなところがないという方は、まず「好きなこと」は伏せておいて

「なくしてしまったら困ること」をあげてみてはどうでしょうか。

「この目が見えなくなったら困る」

「手指が動かなかったらパソコンが打てなくなる」

「息ができなくなったら苦しい。」

それらなくしてしまったら困ると思っているひとつひとつのことを、多少強引でも「好きになれないか」と問いかけてみてはどうでしょうか。

「物が見えなくなったら、そりゃあ困る」→「きれいなものを、ずっと見てたいもんなあ。絵画とか。」→「絵画を鑑賞するのは確かに好きだ。」→「絵画鑑賞してる自分って好きかも知れない。」

そういうことをできるだけたくさん見つけ出してみるのです。

 

3)自分の心身に対するケアの計画を書き出す

 

真面目に生活している人ほど、とかく自分のことを認めないものです。

自分を粗雑に扱うのではなく、心身をどう守るか計画を立ててみましょう。

リラックスするための音楽鑑賞でもよいし、ストレス発散のための軽い運動でもよいです。

自分のことを大切に扱うメニューをたててみましょう。

 

4)自己ストローク

 

今まで自分がやってきた「手柄」について、ほめちぎって書いてみるのです。

誰に読ませるというものではありません。

たぶん、誰かに読まれたら赤面するぐらいの代物を書いてみるのです。

「いかに自分がしたことが、素晴らしかったのか。」

具体的に細かく書いてみましょう。

 

5)他者ストローク

 

自分のことを喜び、感謝してくれる誰かを想像します。

その人の視点から、自分に向けて喜びや感謝の言葉を贈ってみるのです。

「こんなこと思ってほしいって期待して、違っていたら恥ずかしい」なんて思わないで、ずうずうしく書いてみてください。

 

6)愛され認められた思い出を書き記す

 

幼いころ、周りの大人たちにほめられたこと、自慢されたことがあったと思います。

成長した後にも、誰かに愛された思い出を書き記してみます。

親や祖父母、先生、友達、同僚。彼らの表情とともに思い出して書いてみます。

 

7)願いが実現したら、どんな気持ちになるかを書きだす

 

自分の願いや目標が必ず実現すると信じましょう。

そして、実現したその時の心のうちを想像してみましょう。

喜びに満たされた想いや、助力者への感謝の気持ち、それを言葉にした時の自分や相手の表情。

花束が準備されているかも知れません。お祝いの席を設けているかも知れません。

想像したことをできるだけ詳細に書いてみるのです。

 

8)貢献したことを書き出す

 

奥ゆかしく下支えのように善行を重ねてきたことは確かに美徳でしょう。

けれども、ここでは、今まで自分が他人に対して、してあげたこと

声をかけて励ましてあげたこと

助けてあげたことをできるだけ多く書いてみましょう。

 

flower05

 

どれも書き出して、自分の目にすることが大切だと思います。

何度も読み返してみても良いでしょう。

他の誰にも読ませる予定も必要もない、自分のためだけのメモ書きのようなものです。

 

 

 

 

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