だいぶ前のお話で恐縮なのですが(もう6年も前?)
5月5日の子どもの日にちなんで。
ボーイスカウト沖縄県連の活動のひとつで
その年にあった「ダウンヒル・ダービー」のお話です。
「ダウンヒル・ダービー」で検索すると
ALL JAPAN DOWNHILL DERBY CLASSIC 全日本ダウンヒルダービー …
という全国的な大会のサイトがすぐに見つかります。
もちろん、ボーイスカウトの活動ですから、この大会とは関係なかったのですが
そこに掲載されている「ダウンヒル・ダービーとは」の説明や写真は
とても参考になりました。
「ダウンヒル・ダービー」とは、簡単に言えば、動力の付いていない手作りの乗り物(カート)で、重力の力だけで坂を下る速さを競う競技です。
坂を下るだけの簡単な構造の乗り物ですから、”Do It Yourself”(手作り)が得意な人も、ちょっと苦手な人も、気楽に参加することができます。
それで私たちも大会を前に、オリジナルのカートを制作していきました。
予算が限られていますから、もちろん廃品を利用しながらつくりあげていくものです。
制作には規格基準があって、それに合致していなければ参加資格がもらえません。
1) 車両重量を10Kgを超えないこと
2) ブレーキがちゃんとあって、しっかりと停車することができること
(停車させるために足を地面にこすりつけるなんてダメ!)
3) ハンドルで進路変更ができること
それ以外は、材質やデザインを何にしようが一切構わないという自由なルールでした。
制作過程の写真が残っていますので、紹介します。
廃品業者から事情を話して、捨てられていた自転車やタイヤを分けてもらいました。
素人ですから、設計図なしでアバウトに骨組みをつくりあげていきます。
ハンドルをどうしようかと悩みながら、とりあえず車輪はつけてみました。
ハンドルも、別の自転車の車輪の廃品を利用したものです。
この形のハンドルになるまでに、かなり試行錯誤を繰り返しました。
ちょうど足の折れたパイプ椅子を見つけてきて、運転席としてのせてみました。
スカウトたちが乗るものですから、ブレーキはやはり神経質になりました。
厚さの薄いベニヤで車体をかたどっています。
ペイントする前の、雰囲気ある木調カート。
完成形です。
「16」という数字は「那覇16団」だからです。
結構、早かったですよ。
確か優勝(ブルーリボン賞)したはずです。
カート作りって、結構はまるのです。
(大人の方が。)