DVDで、山田洋次監督の「学校」を観ました。
シリーズ4作の、第1作目の映画です。
舞台は東京の夜間中学。
西田敏行演じる黒井先生と、7人の受け持ち生徒との関わりを描写する形で物語は進行していきます。
元ツッパリ少女のみどり。
在日韓国人のオモニ。
ビル清掃の仕事をしているカズ。
不登校児だったえり子。
中国人青年の張。
知的障害のある修。
読み書きができなかった中年男性のイノさん。
ある日、教室に病気療養のために郷里へ帰っていたイノさんの訃報が届きます。
イノさんとの思い出を振り返りながら、先生と生徒たちが
「幸福とは何か?」
について議論していきます。
映画のクライマックスです。
学校や教育について改めて考えさせられた映画でした。
私がこの映画を観ていると、娘(中学生の次女)が
「お父さん、それ『学校』?」
と言ってきたのには驚きました。
「何で知ってるの?」
今の若い子が進んで観るようなジャンルではなさそうだったので、意外でした。
「観たことがある。この人亡くなるんだよね。」
「どこで観たの?」と聞くと
娘が通う中学校で、この映画を教材にした授業があったそうです。
それは素晴らしい企画だと思いました。
私も中学生現役の時に、この映画と出会っていたら、違っていたかも知れません。
[youtube]http://youtu.be/Bd20WT7OyQ8[/youtube]