私は「ほぼ日手帳」の愛好者です。
2006年から使い始めているので、今年で8年目になります。
昨年から、ひと回り大きいカズン・シリーズを使うようになりました。
ページの下3分の1を分けて「夢・目標・願い」を書き込む欄を設けたからです。
スケジュール管理もそうですが、1日1日に向き合う記録のような感覚です。
朝の体重だとか、天気だとか。
シールにプリントした写真を貼付したり。
「ひらめきメモ」で、何気ない思い付きを書き留めたり。
私は、何度も試みてみましたが、手帳はデジタルで代用できない派であることがわかりました。
パラパラめくったり筆記用具で書き込む作業を経ないと
満足できないというか調子が出ないようです。
太い芯のシャープペンは、ほぼ日手帳によく合います。
「ガシガシ」書き込むという表現は大げさでないときがあります。
いつもではありませんが。
ただし、白紙がずっと続くということがありました。
何かの雑誌で糸井重里さんが「3・11以降手帳が空白になった。何も書けなくなってしまった。」ということをおっしゃっていたのを読みました。
自分のことだけのために記録を残すことができなくなったとも、糸井さんはおっしゃっていました。
そして、その後、「何でもない日が、貴重だったと再確認できた今だからこそ、記録してみようと思った。」と改めて書き始められたそうです。
手帳には、使う人なりのこだわりが宿ります。
1日1日をどのように生活したか、まるでその人のシナリオを残しているのだと思います。