「ビル・エヴァンス」

Jazz が好きで、無性に聞きたくなって時々聞きます。

気取ってお酒を飲みながら…というわけではなく

「あじゃず」で肉野菜そばを食べながら…というわけでもありません。

 

特にピアノ・トリオが好きなのは、ビル・エヴァンスの影響が強いからです。

 

ファースト・トリオであるスコット・ラファロとのインタープレイは

その後の悲劇を知っているだけに、後から知って聴く者としてすごく心が揺れ動いてしまいます。

 

ビル・エヴァンスの、内省的な演奏スタイルが特に好きです。

 

「規則のあるロマンチシズムは最も美しい美の中のひとつなんだ。」

彼の言葉を聞いて、高校時代の佐久田は感銘を受けていました。

(そう訳された日本語で覚えていました。)

 

 

長い間、その言葉の原文を知らずに過ごしていたのですが、ふとしたきっかけで見つけることができました。

yasさんのサイト 「our thoughts about bill evans」 が愛深くビル・エヴァンスのことを紹介してくれています。

 

その中に、ビル・エヴァンスの名言集がありました。

 

 

Discipline and freedom have to mix in a very sensitive way.

I believe all music is romantic,

but if it gets schmaltzy, romanticism is disturbing.

On the other hand,

romanticism handled with discipline is the most beautiful kind of beauty.

 

修練と自由は極めて繊細な方法でまじり合わなければならない。

音楽はすべてロマンティックだと僕は信じるが、

感傷的になり過ぎてはロマンティシズムも煩わしい。

その一方、

修練をもって処理されたロマンティシズムは最も美しい類の美だ。

 

 

そうだったのかあと、今更ながら思いました。

 

「規則のあるロマンチシズム」と訳していた元の言葉は

「romanticism handled with discipline」という言葉だったのですね。

 

 

最近読んだ「学習する組織」(ピーター・M・センゲ著)の中に、ちょうど「discipline」という言葉の説明がありました。

 

「ディシプリン」というのは

実践するために勉強し、習得しなければならない理論と手法の体系

だと説明しています。

 

 

独創的で、即興性に富んだジャズ・ピアニストである彼だからこそ

深く実感のこもった言葉になるのでしょう。

 

基本を大切にしながら、自分達の本当に大切なことを明確にしていくこと。

目的やヴィジョンを持って進もうとしたとき

習得しなければならない知識や技法が本当は何かを理解することになります。

 

 

どの世界にも通じる言葉ですね。

 

 

理屈はさておき、今日はビル・エヴァンスの曲をBGMにしながら、これを書いています。

名曲 ワルツ・フォー・デビイ です。

 

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